生存保険金とは被保険者が生存している時に受け取れる保険料のことです。学資保険にも生存保険金付の商品は多くあります。これだけ聞くと何かややこしいイメージを持ちますが、要は入学などの節目に祝い金を引き出す事ができる制度のことです。
生存保険金付学資保険については、各保険会社もサービスに力を入れるところであり、工夫した展開がしやすくなっています。生存保険金付学資保険の考え方やメリットについてご紹介します。
学資保険で生存保険金を受け取る
学資保険の場合、加入した年齢によってプランに違いが出てきます。例えば、子供が0歳で加入、18歳で払い込みが終わる場合は、18年間×12ヶ月の保険料を支払います。よって、中学入学時には既に12年間支払っているわけで、その内から一部の金額が生存保険金として受け取ることができるのです。もちろん、受け取った金額分は満期時の受け取り金額から減る事になります。
生存保険金の考え方
生存保険金は、自分が払ったお金をもらうだけですから大きな得をするものではありません。しかし、子供が小さい頃から中学校や高校に入学する時のお金を貯金していこうと家計を設計するのは容易ではありません。貯金口座を複数持つようになれば運用が大変ですし、毎月振込みをするのも手間です。生存保険金に頼りすぎないようにしておけば、中学や高校入学時の受け取り連絡が「臨時収入」として考えることもできます。学資保険の貯蓄は、「気付いたら貯まっている」の精神が大切で、気持ち的にもかなり楽になるのです。
生存保険金の元本割れ
学資保険には医療保障の特約があり、生存保険金を付けると返戻率は下がってしまいます。つまり、サービスを手厚く設定することで払い込みをした金額よりも戻ってくるお金の方が減ってしまうのです。生存保険金は欲しい、でも元本割れはしたくない、といった場合は特約を省くか、一部の特約のみにしておくといいでしょう。元本割れになった学資保険であっても加入する人がいるのは、学資保険であれば貯蓄しやすいのと保障が充実しているからであると言えます。
生存保険金付学資保険はファイナンシャルプランナーへ
生存保険金についてご理解いただけたでしょうか。保険会社によってサービスは様々であり、中学や高校入学の時にもらう設定をしていても、延期させることができるサービスもあります。学資保険を途中解約をすると非常にもったいないですから、最初は生存保険金付きの商品が安心かもしれません。うまく元本割れしない設定は、ファイナンシャルプランナーの方に相談をしてみてください。