子供が産まれてすぐは収入も多くなく、自分の親に頼ることも多いことでしょう。自分の親からみれば、孫に対しては甘くなるものであり、子供には何も買ってこなかったおじいちゃん、おばあちゃんが、いろんなものを揃えてくれるようになるのは良くある光景です。同じように孫のためと思って教育費を貯めたいとした場合、学資保険に入ることはできるのでしょうか?ここでは孫の為に学資保険に入る方法、またそれに伴う制限事項についてまとめます。
孫の為に学資保険に入ることができます
子供のために教育費を残していきたいと考えているのは親だけではなく、祖父母も同じことです。定年を迎えておらず、まだ収入を得ているのであれば、親の収入よりも多いことがほとんどですし、これまでしっかりと貯金をしてきた人にとっては、学資保険を一括で支払うこともできるでしょう。見方を変えれば、祖父母が支払ってくれた学資保険がそのまま貯蓄になるわけで、親にとってはありがたいことです。またすぐに引き出せるわけではないため無駄使いをする心配もなく、祖父母にとっては本当に孫の為に保険に入ってあげることになるのです。
学資保険の年齢条件について
孫の為に学資保険に入るためには、年齢制限が設けられていることがほとんどです。70歳の人が15年間かけて毎月支払っていくことに安心はできませんから当然のことですね。保険会社にもよって年齢条件も様々で、40代からNGになることもあれば75歳までOKとなっているところもあります。払い終わる年齢が上限の年齢になりますから、学資保険の上限が75歳であれば、70歳の時に10年かけて支払う契約をすることはできません。年齢条件の他に、孫と同居している事や扶養証明が必要な学資保険もあります。保険会社の立場からすれば、保険に入ってもらうのはうれしいですが、考えられるリスクを取り除いておきたいのです。
孫の学資保険における払込免除について
学資保険のメリットの1つに、契約者が死亡した場合に以降の払い込みを免除される制度があります。若い夫婦からすれば死亡保障として捉えることもできる嬉しい制度です。孫の為に祖父母が学資保険に入ろうとすれば、払込免除が受けられない場合があるのです。年齢が高くなれば、死亡するリスクも高まりますので、若くして学資保険に入る親とは大きな違いがあります。同じように健康状態が良くない場合は、加入できなくなる場合があります。
参考記事:学資保険で相続税がかかる場合は?祖父母が孫のために契約、受け取り者を親にしている場合は注意が必要!
孫の為に学資保険を検討しましょう
孫の為に学資保険に入る条件がいろいろと見えてきたのではないでしょうか。子供の時に満足させることができなかった祖父母は特に、孫の為にお金を残したいと思うものであり、学資保険は息子や娘のための貯蓄にもなります。親が加入する場合よりも条件が多く設定されることになりますので、無料保険相談を受けて、何が適しているのか比較してみるといいでしょう。