学資保険と投資信託のメリット
学資保険に入らなくても利回りが良い貯蓄ができると考えている家庭もあります。それが投資信託です。投資に疎い人や抵抗がある人が多いため検討する機会が少ないのですが、投資信託と学資保険と比較した上でそれぞれのメリットを知っておくようにしましょう。
学資保険のメリット
学資保険は、毎月決められた金額を支払っていけば、約束通りにお金が戻ってくる保険です。投資信託の場合は、相場の状況によって安定しているとは言い切れませんから、子供が産まれてすぐにお金が必要となっている家庭においては高額を預けることにデメリットがあります。特に、投資のことをあまり知らずに手を出すと元本割れの確率が高くなります。学資保険の場合は、支払った残りの金額で生活を考えるようになるため、意図的な貯金に比べてもお金が貯まりやすい傾向にあります。ついつい浪費してしまう人は、途中解約しにくい学資保険を選ばれるといいでしょう。
投資信託のメリット
定期預金の金利は下がっており、銀行に預けていてもお金が増える時代ではなくなりました。学資保険であれば、定期預金と比較しても返戻率が良く、子供が決められた年齢になれば一括でお金が戻ってくるようになります。学資保険の金利が良いのは定期預金と比べているからであって、投資信託と比較すると決して良いとは言えません。
着実にお金を増やしていくのならば投資信託の方がいいですが、その分元本割れどころか多くの損をするリスクもあります。投資信託を選択する場合は、安心・安定したサービスメニューを選ぶようにし、自らも勉強しておくようにしましょう。うまく使うことができれば、学資保険よりも多くのリターンを得ることができるようになります。
学資保険に入るきっかけ
学資保険は、貯蓄の意図の他に医療保障や死亡保障のような特約が付いているものがあります。子供が小さい間は、大きな保険に入っておく必要はないと思ったら、学資保険に保障関連をまとめてしまってもいいでしょう。まだまだ収入に不安がある時には、学資保険1つで生活のリズムを作りやすくしてしまうのもいいでしょう。
投資信託に迷ったらファイナンシャルプランナーを活用
安定の学資保険、リターンが多い投資信託、の構図が分かったかと思います。保険には、気持ちの問題も大きく影響します。学資保険のように、毎月の支払いに慣れてくると残りの金額で生活することに集中できるため、大変な思いをすることなくいつの間にかお金が貯まっている状況を作り出しやすいのです。
それと比べると投資信託はある程度状況を気にしている必要もあるため、精神的にも大変かもしれません。家庭にとって有益なものを選べるようにしましょう。