学資保険に対して毎月保険料を支払い積み立てていくものというイメージを持っている人は多いもの。しかし、学資保険の保険料にも一時払いがあります。
基本的に他の保険では、一時払いをするとトータルの保険料が安くなったりとメリットがたくさんあるもの。もし学資保険の一時払いにもそのようなメリットがあるならば、一時払いを行いたいと思う人も多いのでは?ここでは学資保険の一時払いがお得なのかどうか、そして一時払いのメリットとデメリットについてご説明します。
学資保険の一時払いはお得?
子供の教育資金は、学資保険だけでなく別の銀行に貯めてある貯金も使うつもりだという世帯の場合、学資保険の保険料の支払いにその分の現金を回すことで一括払いすることも可能です。気になるのは、一括払いと月払いでどれくらいの差が出るのかという点。実際はプランや満期設定金額にもよりますが、支払う保険料が1割程度減ると考えてください。200万であれば約20万。一時払いに、心惹かれた人も多いのではないでしょうか。
学資保険を一時払いにするメリットとは
学資保険を一時払いにするメリットは支払う保険料が大幅に減ること。1割といっても金額が高い分、額も大きくなります。また学資保険を一時払いにした場合、解約したときにどうなるのかという点も心配かもしれませんが、解約時は一般的に5年経過後、解約返戻金は100%を超え、あとは増えるのみとなります。全く別の用途で、急にお金が必要になったという場合でも、ある程度年数経過後であれば、元本割れを起こすことはありません。
学資保険を一時払いにするデメリットとは
デメリットの前に、学資保険を一時払いにすること自体、全ての保険会社で受け付けているわけではありません。今加入を検討している保険会社が一時払いを受け付けているか、事前確認が必要です。そしてデメリットは加入後すぐに解約すると元本割れを起こしてしまうこと。5年程度は学資保険に回したお金を使う予定はないという予測がないと、学資保険の一時払いは手を出しにくいかもしれません。
また、生命保険料控除として提出できるのも、一時払いを行ったその1回きりとなります。月払いをしている場合は、毎年提出できますので、学資保険を税金対策として考えている人は検討する余地があります。
学資保険の一時払いを行うかどうかは、しっかりと検討を
いかがでしたか。ここでは学資保険を一時払いした際に生じるメリットとデメリットについてご説明しました。一時払いをした場合、支払う保険料が大幅に減ることは大きなメリットではありますが、無理をして一時払いを行い、結果途中で解約。元本割れとなってしまっては、元も子もありません。
今のライフスタイルの中で、使える金額を考えた上で検討することが大切です。もし、自分の判断や分析に自信がないという人は、市中立の立場のファイナンシャルプランナーがいる、保険の無料相談サービスを利用することをおすすめします。